Kiichiro Adachi

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結晶彫刻(メイキング)

結晶を育てる、という言葉に首を傾げる方もいるかもしれない。
またこれらはどうやって作っているのかが全て企業秘密なわけではないし、寧ろ知ってもらう方が作品をより理解頂けるのではないかと思う。

明礬(みょうばん)というとどこかで聞いたことがあるかと思う。
古くはローマ時代から親しんできたものでもある。汚れた井戸に少量入れてゴミを沈殿させる為に使っていたらしい。 また日本では茄子の浅漬けを鮮やかにしたりウニに型くずれを防ぐため、染め物の定着、明礬温泉など様々なものに使われていた。


また小学校の理科の実験で明礬の結晶を作ったかもしれない。基本的にはそれと同じ作り方である。
水に溶け、高温ほどよく溶ける。飽和状態から水分が蒸発したり温度が下がって過飽和状態になると溶けきれなくなった明礬は結晶となって現れてくる。

結晶構造は正八面体と美しい。
また急激に下がるとたくさんの結晶ができ、徐々に下がると大きな結晶が出来やすい。
これらの工程を繰り返すことで結晶はゆっくりゆっくりと時間をかけて成長していく。

また外気においては安定しており塩のように水分を吸収して崩れることはない。加熱して水分を飛ばすと300°までに焼きミョウバンと呼ばれる乾燥した状態になる。またそれは外気に晒しておくと水分を吸収して明礬へと変わる。(つまり明礬はある程度の水分を含んだ状態で安定している)

髑髏のおおまかなカタチの雌型をシリコンで作り、その中で結晶を成長させる。そしてリューターなどを使い細部を彫刻していく。再び型の中に入れて溶液に沈め成長させる。その繰り返しである。
水温や明礬濃度といった環境により結晶の成長は左右され、それが個体差となって現れる。

以上、かなり大まかではあるが作り方の説明でした。

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